蒼藍
青藍の空をずっと求めていたのではないか、と、藍色一覧、なんていう画像を見ながらぼんやりと思った。私は色の作り方を知らない。見たものと同じものを作って画用紙に置くことすらへたくそだった。白と青を混ぜて作ったそらいろを、隣の席の彼は気に入らないと言った。私は、自分の眼に写っているそれと、新品のパレットの上のそれと、彼が画用紙に置き直したそれの、違いすらよくわからなかった。写真の中の私が幸せそうなのも、崩れた側ばかり飾り付けられるケーキも、きっとまだわかっていない。名前の由来もなく、使い続ける理由もなく、ただ、なんとなく、そう呼ばれる私のことを嫌いになっていないだけ。
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蒼藍感想
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